山口兄弟、カモの取り合いで暗躍!


   2016年3月27日、JC-NETに掲載されていた「産業廃棄物処理法第16条(投棄禁止)」違反でガサ入れ!(長崎市)の汚泥の不法投棄の現場は長崎市西海町一本松地区である。
0402_06  そもそも、その現場の森林には五人の地権者がいた。五人の地権者の同意を得て、森林法などもクリアし、残土処分場の認可を県から取得したのは山口運輸会長の山口高保会長であった。同氏と事業上のパートナーとして協力関係にあったのが新日本総業の実質的オーナーの工藤氏が指示を出しどんどん汚泥を投棄するので山口高保会長は厳重注意したという。ところが、いつのまにか山口高保会長はこみやられてしまったのである。事業からの撤退を余儀なくされた山口高保会長は現場から重機類を全て引き上げた。大きく深い穴を掘ってさらに生の汚泥を埋め続けるのには大型のユウボが要る。ユウボをS総業に手配したのがニシケンというリース会社。
  その手引きをしたのがニシケンの役員林田純和である。かつて林田純和は名うての談合屋として名を馳せた人物である。西海建設営業部長時代には当時の高田県政をも揺るがす由々しき談合事件のチクリ屋として暗躍していた。ミツバチが甘い香りのする花々を嗅ぎつけて寄っていくように、近年の林田純和は残土処分場にの計画や匂いを嗅ぎつけるとそこに羽を休める。関係者の懐深く入り込み甘い汁をチューチュー吸い出すのを日課としている。この林田純和とタッグを組んだのが、何と、諸君、耳を疑うなかれ、山口高保会長の末弟山口末男であった。
  山口兄弟の仲の悪さは知る人ぞ知るところ。もはや最悪と言っていい。弟の末男が利害に絡んで、いつも兄の高保を出し抜き、兄はホゾを噛む思いで弟末男を呪い、何時いかなる方法で闇に葬ってやろうか、と思索しているのである。今回の一本松地区汚泥不法投棄事件の裏では、山口兄弟の長年にわたる確執が見逃せない要因となっている。絡まった糸のように複雑化しているこの事件の真相を順を追って解きほぐしていくことにする。(続く)


西の花月に東は松勝月とすっぽん……その真相は?


 わが長崎食文化研究会にある日、一通の投書があった。
「東長崎の松勝という和風料理の店で一度試食して下さい。浜勝ではありません、松勝です。経営者の松尾勝博氏によれば、ライバルは花月らしいですが、とにかく味も質も値段も問題です。花月とは月とすっぽんのちがいです……云々」と記されていた。その後、投書が続き無視できなくなった。
 過日(四月の第二火曜日)、当研究会スタッフはチームを組み、国道34号線沿いに車を走らせた。
東長崎の長崎植木センター入口に 「松勝」という和風料理店が確かにあった。主人の名前が松尾勝博であるところから、姓と名から一字づつとって 「松勝」と安直に命名したのであろう。楼閣風の店構えはなかなかのものである。そのあたり一帯は植木の里として有名な所で、松勝の玄関先にも立派な松の植え込みが数本並んでいた。店の表にうなぎ、名物瓦そば、天ぷら、うな重、天童、活造り、焼肉、他一品料理と記してあったが、さてさて、昼時だというのにうなぎの匂いもしないし、天ぷらの匂い匂いもしない。営業時間は午前十一時半〜午後二時、午後五時〜午後九時。八時半オーダーストップ(但し、準備の都合上変更がございますのでご了承願います)と明記してあった。準備中という案内もないが、店が開いていないのだから試食のしょうもない。そこで当会スタッフは、ひとまず試食会は断念、つてをたどり、まずは松勝についての周辺調査を試みることにした。
 地元の食通Y氏によれば投書にたがわず、和風料理・松勝の評価は散々なものであった。
「兄貴の博司さんから『弟の店ば使うてくれろ』と頼まれたけん法事に使うたとです。ばってん松勝は値段がとはなか、みんながっぽりしたとですばい。値段だけは花月んごと、高級料亭並みの一流ばってん、味は三流の田舎料理ですたい。サービスもようなかし、気の利いたよか姉ちゃんもおらん。
おりゃ (私という意味)、わかすぎやら川徳やら、何回もいったことのあるばってん、松勝は浜勝どころか日見峠からこっちでは、わかすぎにも川徳にも数段は落ちますばい。主人の松尾勝博さんは若か頃どっかで板前のまね事ばしたらしかばってん大した料理は作りさらんごとありますなあ、グルメじゃのうしても、二度といかんじゃろと患います、期待薄ですたい。松勝には仲居さんも常備はおらんようです。常備にすると店がひまでん人件費は出て行く、そがんただゼこぼやるごとあることはされん、と松勝さんが言うとったげなです。祝い事や法事でようけ人が集まる時だけ、兄貴の嫁さんやら姉さんたちやらば枢り出して、にわか仲居にしとるげなですたい。こげん店は古賀の恥ですばい。松勝さんには、こそこそ女遊びばするひまのあったら、もっともっと料理の腕ば磨け、とそがん言いたかですばい。店ばするならするで、ちゃんとした料理ば出してもらいたか、そうじゃなかなら、こがん店は、はようやめて仕出し専門にでもしたらよかとですたい」
 もちろん当長崎食文化研究会はY氏の証言を鵜呑みにするものではない。当然のことながら、松勝の座敷にあがり、しかるべき料金をお支払いして松勝の料理を一品づつ逐次堪能したいと患っている。

長崎食文化研究会
代表 越中 太


刀のさびにしてくれようぞ不道のやから 一人目は城戸信義……二人目は城戸智恵弘


 日本刀は日本文化の美の結晶であり、世界に類を見ない至高の芸術品である。日本刀の一振り一振りに「やまとごころ」の美に対する繊細さと心意気が宿っている。しかし誠に残念ながら、日本刀に こめられたわが大和民族の清らかな精神、糞に対する畏敬の念を醜い心で汚し、日本刀売買を生業とし不時な業を働く不送の族(やから)がいる。しかもそれが刀剣愛好家と呼ばれる無垢なコレクター の指導的立場にある長崎県刀剣登録審査会委員の一一人であったとなれば、これは看過できない問題である。その人物はいまだに野放しにされ、倖そうな顔をして日本刀に値をっけ、値打ちのある日本刀 をできるだけ安く買い入れ、ある時はにせものを扱い、それらを欲しがる者をたぶらかし高く買いとらせているのである。その悪党の名前は城戸信義。「古美術商・城戸」という店名を用い、長与町三根郷で骨董品売買を宮なむ銃刀法違反の大罪を犯した前科者である。
 長崎県の刀剣登録審査会の委員を選定するには古美術商を営む者、銃刀法違反の前科がある者はフJ 剣登録審査会委員としてその任にあらずとの留意事項がある。その資格要件を満たしていない者が行 頼側に政治的圧力を用い、先輩をさしおいて委員に就任した。かくして近頃は楠本某という若手まで が委員に採用されるというかつてない由々しき番狂わせがおこり長崎県の刀剣愛好家・専門家の間で それまで守られてきた秩序が乱れている。圧力をかけた政治家として名前が上がっているのが県政界 を引退して久しい元県議の城戸智恵弘。かっての社会党時代の県議で利権あさりにかけては第一人者、 自民党県議も一目置く悪徳政治家であった。圧力をかけさせた張本人が城戸信義、城戸姓を名乗る両者は戦略的互恵関係にある親族である。
 今のところ城戸智恵弘が城戸信義の依職を受け、どこの誰それに政治的圧力をかけ、具体的にどう いう悪印がなされ、その結果、どこのだれに被害がおよび、どういう法律違反が行われたのか慎重な調査を開始したところであり、真相の解明には至っていない。分かったことから順次公開していくことにする。
 城戸信義は古美術商を営む以前はタクシーの運転手などをし、昭和四十七年、銃刀法違反(不法所 持)で逮捕lほれた。与り)身柄を稲佐警察署に引取りに行ったのが城戸智恵弘。その前科があるのに委 員になりすまし、県の要請にもとづき平成十四年四月一日から平成十六年三月三十一日までの二年間、 刀剣の審杏をした。それは関係資料(別紙参照)によって明らかである。刀剣登録審査会委員の資格 要件に関して著しい誤謬(ごびょう)があったにもかかわらわらず、県教育庁は指摘を受けてもそれ を正すこともなく、城戸は刀剣審査の報酬として県から日当を受け取っていた。その日当は誤謬に基 づき不当に支払われたのであるから、しかもそれは県民の税金であるのだから県民に返すべきではないのかという内部吾党が一つ日にある。ちなみに日当は一回の審査につき八千七百円である。この日当が高いのか安いのか、適正であるのか否かは別として、城戸信義は過去二年問で約六万円に及ぶ公金(県民の税金)から拠出された金を当然のごとく受け収っていたのである。
 この一つ日の問題に閻し長崎県教育庁・学芸文化課・水畑順作課長は次のように語った。
「私は文部科学省からきました。ずいぶん以前のことなので分からないこともありますが、刀剣登録審査会の委員は三名の専門の先生方にお願いしています。原則、任別は二年です。委員の名前は圧力がかかるかもしれませんので外部には公表していません。刀剣登録審査会は二名の委員に必ず来庁していただいて、県庁外に会場を設け、年四回開きます。今度は三月八日に開きますが、同期間空け て、六月、九月、十二月に開きます。委員選任にあたっての留意事項として古美術商を営む者、銃刀 法の前科がある者は委員にはなれません。しかし、委員の選定にあたっては刀剣愛好家や専門家の集まりである日刀保(財団法人 日本美術刀剣保存協会長崎支部の略称。徳住一郎支部長)に推薦をお 願いしています。専門的見地から、日刀保からの推薦があり、選定するのですから、問題があるとすれば推薦した方に問題があるのではないかということです。一般論でいえば、城戸先生が不正受給をしたということにはならないと思います。そのために城戸先生は一生懸命に働き、その対価、報酬と して日当を差し上げたのですから問題はないはずです。城戸先生が自ら過去を偽って委員になるため に工作をしたのなら問題でありましょうが、そうでないのなら問題はありません」
 至極もっともな答えである。ここで考えなければならないのは、はたしてこれでいいのか、この回 答が長崎県の刀剣愛好家、ひいては納税義務を負う長崎県民の納得いく答なのかということである。答えはノーである。たしかに刀剣の審査のために城戸委員は時間を費やし、他のもう一人の委員とと もにそれまで何十年も培ってきた日本刀に対する鑑識力を発揮して、無登録の刀を持ち寄ってきた刀 剣所有者の前で、その刀が美術品(文化財)として価値のあるものかどうか、後世に残してあべべさ ものかどうかを鑑定し、その是非を決めてきた。残しておくべき刀は県教育委員会に報告し登録を促 した。その他、価値のない刀剣類については廃棄処分に付す。城戸委員は郵政民営化になる前、郵便 局が廃棄処分にする剛転車やバイク、あるいは鉄の塊である郵便ポストなどを回収し、北京オリンピックの頃、鉄の肺段が急騰するのを見計らい、ストックしていたそれらを売りボロ儲けしたという伝 説の人物である。日本刀一振りにしても、城戸委員はその刀に文化財的価値が無くても廃棄処分にす るのを惜しむタイプの人物である。「刀を何十本も持っている」と豪語していたというのは、おそら く廃棄処分にすべき刀を、刀剣登録審査委員の立場を悪用して秘匿しているものと思われる。そうし た一連の動きも含めて城戸委員は報酬を受け取ったのである。城戸委員の能力と城戸委員が成し遂げ た仕事に対して日当が支払われた。それは当然のことのようにも思える。
 城戸委員がまともであるならそれでいい。しかし、水畑課長が話の真相を知ったら自身の発言がい かに無責任極まりないものであったか思い知ることになろう。
 たとえば、医師免許もなく診察し手術をした医者がいたとする。患者は治癒し医療代を支払った。後日、その医者が無資格だったからといってすでに支払った代金を患者が返してくれというだろうか。 医者は医師法違反で検挙されるかもしれない。しかし、代金の支払い云々は別であろう。これと、今問題にしていることは似たような話である。似たような話ではあるが、根本的に違うのは医師と患者 の関係は個人的な関係であって、代金(診療報酬)のやりとりは個人のl局で行われたことであり、あくまで個人対個人の問題である。しかし、城戸委員と現の問で行われた金銭の授受は、とりもなおさず県民の税金、すなわちうさん臭い委員に対して公金が拠出されたものであり、県民すべてにかかわ ってくる公(おおやけ)の問題であるということだ。


きゃあ!もうヤメテ!


 この悲鳴は西海市の妙齢女性の悲鳴だが、田中隆一西海市長に向 けられている。西海市有識者は次のように撃言した。
 「一年前、田中市長は『地場産業育成に力を入れる。信用してく れ』と市民に広言した。それで接戦を制して西海市長に初当選した。 私も清さ一票を入れた。市長が地元の企業に力を入れるは当然のこ とだが、公害垂れ流しの業者を側近におき、悪事を黙認・放置して おくのはいかがなものか。『信用してくれ』と市長が言っても、大 きい仕事は市外業者が受注し、そのおこぼれを西海市の地元業者が 拾っている有様だ。市内業者の受注が27%、市外業者の受注が7 3%、という比率。これじゃペテンにかけられたも同じだ」
 そうしたブーイングが西海市民の間で日に日に高まり、同時に 「それにしても市議会の先生方はどうしているのか、議会はどうな っているのか」という素朴な疑問が彷彿としているのである。
 西海市の市長、市議、県議、先生と呼ばれる方々は、火の粉の払 い方には十分気をつけることが肝要であるが、何よりも大事なのは、 日ごろから清廉潔白な政治活動を行い、家庭を大事にし、住民に愛 され、何か事ある時は、堂々と西海市民の前に出て政治活動を報告 し、警察にも相談できるように身を処しておくことである。


西海市のゴミ、処理すべきゴミ まずは粗大ゴミの池野産業!


 水は生命の根源、地球上のあらゆる生物の生命線である。宇宙飛 行士や惑星探査機「はやぶさ」が宇宙に飛び出てまず探すのは水で ある。水を治める者は国を治める、と昔からいわれている。水に関 わるところの上下水道、ダム、河川、貯水池、沼、海……思いつく だけでも十指に余る。それらのすべてを究極のところ、行政当局が 管理している。したがってそういう観点から現代日本でも行政当局 が水に関して「マテガイ」のないよう、しっかりと水を管理し、住 民に提供しているのである。その水を汚す者、その水を悪用する者 には厳罰をもって臨まねばならない。厳罰を受けるべき族(やから) が西海市には抜底(ばっこ)している。その族を駆除するためにさ いかい新報は以下の記事を掲載し、西海市民の注意を喚起したい。 通常、水は天から降ってくる。その一滴一滴が地に落ちて集まり、 水溜まりをつくり、そして川となって流れ、海に注ぐ。その途上、 未発することもあるが、残りの水は地表地中の限りない生物を潤し、 生命を維持する。海にたどりついた水はそこでも海中の生命を育み 維持する。そしてまた海の水は天に帰り、時を経て循環する。 さて、河川の話。規模の大きい一級河川は国が管理し、それより 規模の小さい二級河川は県が管理している。西海市には十五本の二 級河川が流れ、それらは長崎県大瀬戸1木事務所が管理している。

以下本線と支線の十五本の二級河川を列記する。
一、大明寺川 (支線に中山川、殿出川を有し、旧西彼町を流れ大 村湾に注ぐ。池野産業が汚染しているので要注意)。
二、鳥加川 (旧西彼町を流れ大村湾に注ぐ)。
三、大江川(上流に西海市、下流は長崎市琴海町。大村湾の一部形上湾に注ぐ)。
四、木場川(西海橋近く、大村湾外の伊ノ浦瀬戸に注ぐ)。
五、高地川 (木場川に近接)。
六、伊佐ノ浦川 (旧西海町。外海の五島灘に注ぐ)。
七、面高川(旧西海町。外海の五島灘に注ぐ)。
八、多以良川 (旧西海町。外海の五島灘に注ぐ)。
九、雪浦川(旧大瀬戸町。支線に羽出川、河通用を有し、外海の五島灘に注ぐ)。
十、柚木川 (外海の五島灘に注ぐ)。
十一、江川内川(西海町の七釜鍾乳洞前を流れ、外海の五島灘に 注ぐ。下流域にキノコ工場建設予定。池野産業のチップで近い将来 汚染の恐れあり、要注意)。

 弊紙が当面問題にしているのは大明寺川と江川内川の二本の川で ある。そのうちの一本、江川内川の下流域にこのたび長野県のミス ズライフという企業が進出、キノコ工場を七釜鍾乳洞付近に近々建 設予定。このほど中村知事、田中市長、ミスズライフ役員一同、企 業誘致関係者、マスコミ・報道関係者が集まって調印式(写真1) が行われた。地元西海市議会、地元商工会などからの来賓、一般参 加はただの一人もなかった。奇妙なことである。
 「キノコはきれいな水をたくさん欲しがる(ミスズライフ小林社 長談)」ので、企業誘致に先行して、佐世保市に本社のある親和テ クノという会社が新しい井戸を二本立て続けに掘った。二本の井戸 掘り(ボーリング工事)を発注した西海市の入札制度そのものと、 「なぜ、よそものの親和テクノが西海市の井戸掘り工事を受注でき たのか」という重大な疑義が生じているので弊紙はそのことを問題 にしているのである。早速西海市に公開質問状を送り、その回答を 得た。公開質問状の内容と西海市の回答は次号で解説予定。

 もう一本の大明寺川。その河川と流域を汚す池野産業という不達 の族(やから)がいるという。どうやら田中隆一西海市長の側近と 見なされている悪徳業者である。今回もふるさとをこよなく愛する 西海市民からの投書があり、鋭意調査の上、池野産業を取り上げる。
 池野産業は個人事業として、平成十八年の二月から五年間の期間 付きで長崎県から許可をもらい、産業廃棄物の運搬と中間処理業を 生業としてきた。ところが本年五月二十六日、株式会社池野産業と して法人化し事業拡大に向けて活発な動きを展開している。資本金 三百万円、西海市喰場郷四一七番地に本店を置き、池野広志代表取 締役。その事業目的は、1、産業廃棄物、一般廃棄物の収集運搬業 及び処分業 2、産業廃棄物、一般廃棄物のリサイクル及びリサイ クル品の販売業 3、一般貨物自動車運送業 4、解体工事業 5、 土木工事業である。主として廃材や木材を細かく砕いてチップにし、 それをリサイクルするのである。つまり、不要になったものを金を もらって引取り、それを加工してまた金にする、という一石二鳥の ぼろ儲けを企む小商人(こあきんど)なのである。池野産業の浅知 恵に行政が翻弄されると、迷惑するのは西海市民である。
 個人事業から法人事業に変わる場合は別途に新規の許可を要する ので池野産業は新たに法人事業としての許可を長崎県に申請中。池 野産業は、その事業意欲を示すものとして長崎市と佐世保市を結ぶ 基幹道路国道206号線沿いにでかでかと遵法に看板を出した(写 真2)。看板の内容はともかくとして設置した場所が公有地なので ある。すなわち西海市所有の土地、ひいては西海市民のための土地 に勝手に看板を立て、客をひきこもうとしていた。すでに大明寺川 上流の山林に本社と工場を建て、脱法営業行為を繰り返していたのである (写真3)。
 本来、山林や農地に構造物を建てたり、開発行為をするには地元 の農業委員会の厳粛な審査を経て関係者の同意を得ることが先決な のだが、それもおかまいなし。政治力を悪用して西海市の農業委員 会には事後承認を取り付け、指摘をうけたなら始末書一本でつじっ ま合わせ。本店や工場が山の中で人目に付かないのをいいことに管 理もずさん。廃材、木屑(チップ)、廃棄物、何が入っているのかわけの分からないドラム缶(廃油?)などを山積みにし(写真4)、 それらから出た汚線物質が大明寺川に流れ込むのをほったらかしに している。まさに、なにをかいわんやの悪行三昧である。
 池野産業から流れ出た汚染汚物は大明寺川を流れ、下流地域の田 畑や住宅地を時間をかけて、ゆっくりと浸食し汚染し、イネや野菜 類などの農作物、、ミカンやブドウなどのフルーツ頬に被害を与え、 やが.ては大村湾にたどりつく。大村湾は閉鎖海域であるところから、 それらの汚物は海の底に沈殿堆積し、ナマコ、カキ、イイダコ、ポ ラ、チヌ、サヨリ、アサリ、アコヤガイ……などといった大村湾特 産の魚介類に深刻な漁業被害をもたらす。人も動物も大変である。


ボーリング工事等について


 先日九月八日、西海市役所議長室におきまして、中野議長にお会 いし、現在七ツ釜鍾乳洞付近で、㈱親和テクノが西海市からの匿名でボーリング工事を施工している件で、ぜひ、市民の立場でお話を 伺いたいと申し入れました。市当局の方々の時間調整をして頂き、 日時の設定をお願いした結果、中野議長に早速電話連絡を頂きまし た。九月十六日十時三十分から話し合いに応じるという回答を頂い て、本日お伺い致した次第でございます。
 私たちは田中市長をはじめ、市議会議長、総務部長、担当部署、できましたら各議員の皆様方にも出席をお願い致しておりました。
 早速本題に入ります。この工事がどんな工事名であるのか確認し ていません。またこの工事の企画についてとやかく物申す訳ではあ りませんが、工事の発注の仕方と在り方について、市民感覚で常識 虹に考えても問題があるのではないかと思われます。
 巷の噂では、この工事で二百メートルの深さのボーリング工事 (掘削)を二本施工して井戸を掘り、地下水をポンプアップし、何 という会社か、社名も公表できない誘致企業に専用水を提供すると いうことです。工事金額は約四千万円ぐらいではないか、と。まず その点から確認したいと思います。
 もし、事実が巷の噂どおりのことでしたら問題ではないかと思います。
現在、国は事業仕分けのための担当大臣まで置き、無駄な事業は 削減し、税金をより有効に苗の無駄なく使うよう鋭意努力をして います。その国策に逆行するような市政運営を西海市が行っている のではないかということです。
 この工事の発注に関してまず第一 点。業者の選定について、なぜ㈱親 和テクノという会社への一社限定の 匿名工事にしぼられたのかというこ と。時間がなかった、緊急を要した とか、色んな言い訳話も耳にします が、到底市民の納得いくような話ではありません。
 工事金額が四千万円にも上るとい ぅ工事であれば、理事者としては当 然ながら競争入札を導入するのが常 識。よしんば緊急性を要する工事であるならば複数の業者から緊急に見積もりをとって競争性を少しでも高め、落札業者を決定するという方法がとれなかったのか。
 今回西海市がとった契約形態は、まさに例外中の例外である随意 契約そのものであって、それには正当な理由と市民の納得のいく説 明が求められるのである。明確な理由、正当性のない随意契約は競 争原理の入札制度を否定するものであり、それに手を染める者はす なわち犯罪者ということである。
 この工事発注の顛末については田中市長や指名名委員会の長、あ るいは職貞の背任行為につながる可能性もあり、その追及は市議会 の責務ではないかと思います。そして住民監査請求のポイントにも なりうる事案だと考えられます。
 我々西海市民は、七ツ釜で施工されている井戸掘り工事が、誰の ために、何のために行われているのか、どういう意味があるのか、 その真相を明らかにしてはしいのです。


チリのボーリングは最上位 西海市のボーリングは最下位


 南米チリの鉱山事故で三十三人の 男たちが七百メートルの地下に生き 埋めになった。男たちは二カ月間地 獄のような地の底で生き抜き、全員 無事救出という奇跡の生還を遂げた。
 その世紀のニュースは世界をかけ めぐり地球の反対側に位置するわが 日本にも届いた。大方の人々がテレ ビの前で釘づけになった。
 その救出劇の裏には目的地点まで 縦穴を掘っていく掘削技術(ボーリ ング工事)の正確さと迅遠さ、そして地上の人たちと地下の人たちを結 ぶ愛のコミュニケーションがあった。
 それら一連の筋書きのないドラマは救出された鉱山労働者と抱き合い、キスをし、喜びを分かち合っ て大いに点数を稼いだ。世論の支持率はうなぎ上りに上昇し、大統 領の政治的危機は回避された。
 ところ変わってここは長崎県の西海市。崎戸、大島、大瀬戸、西海、西彼の五町が合併してできた人口三万五千人の地方都市である。 県都長崎市と県北の中心都市である佐世保市を結ぶ国道206号線 沿いに展がる風光明媚な田園地帯である。
 オランダ村のあった町と 説明した方が全国的には分かりやすい。 オランダ村はバブルがほじけた後、客足が遠のき倒産、閉鎖され た。国道から見える巨きな風車が風の日にも回ることなく、朽ち果 てていくのを待っている。

西海市 田中市長

西海市 田中市長

 西海市では国の基幹産業の一つであった石炭産業で景気に沸き、 チリのコピアポのように鉱山労働者とその家族たちで人口が膨れ上 がった時期もあった。だがそれも今ははるかな昔。崎戸炭鉱、大島 炭鉱、池島炭鉱、松島炭鉱の火が消えて久しい。そしてオランダ村 がつぶれてしまった今、新西海橋が開通してもとどまる客は少ない。 西海市のあちらこちらに残された夢のなごりを目にするたびに胸が 痛くなる思いがするのは筆者ばかりではないはずだ。
 町起こしのために何か名案がないのか、西海市ではいつもこのこ とが話題に上っている。そうした折、西海市の景気浮揚の苦肉の策 とも思えるようなボーリング工事の話が持ち上がっている。西海市 発注のれっきとした公共工事である。事業名は 「七釜井戸試掘・揚水試験業務委託」。
 井戸は一体何のために掘られるのか、一般的に考えられるのは飲料水ということだが、西海市長の目的は明らかにそれとは違うのだ。 地下深く穴を掘って水を確保するというのは、どうやら工業用水の ためのようである。しかしながら焦眉の急として今すぐ必要とされ ている水ではない。アフガニスタンのペシャワールの人々が喉の渇 き、大地の渇きを癒すために必要とされている井戸ではないのだ。
 地底に穴を掘っていくボーリング工事とい う点ではチリと西海市は似たようなものだが、 西海市の場合はモクモクしながら掘り続ける その井戸掘り工事が完工⊥ても、誰も田中隆 一市長にキスはしないだろうし、抱き合って 喜ぶ者もないだろう。西海市民のために本当に必要な工事なのか、その井戸の水をどこの誰がどれだけ必要とし ているのか、そんな基本的な事柄を整理して再考したら首をかしげ たくなるような疑問点が次から次に浮上してくるのである。西海市 民に唾を吐きかけられぬよう、石のつぶてを投げつけられることの ないよう用心しておいた方が身のためではなかろうか。この際、失 礼を承知でこのことを田中市長に、今ここに警告しておきたい。 このたび創刊した「さいかい新報」に西海市発注のボーリング工事 をめぐる疑惑について一通の投書が届けられた。以下投書の一部を 抜粋、紙上公開し弊紙の解説と検証を加えるものとする。