西海市のゴミ、処理すべきゴミ まずは粗大ゴミの池野産業!


 水は生命の根源、地球上のあらゆる生物の生命線である。宇宙飛 行士や惑星探査機「はやぶさ」が宇宙に飛び出てまず探すのは水で ある。水を治める者は国を治める、と昔からいわれている。水に関 わるところの上下水道、ダム、河川、貯水池、沼、海……思いつく だけでも十指に余る。それらのすべてを究極のところ、行政当局が 管理している。したがってそういう観点から現代日本でも行政当局 が水に関して「マテガイ」のないよう、しっかりと水を管理し、住 民に提供しているのである。その水を汚す者、その水を悪用する者 には厳罰をもって臨まねばならない。厳罰を受けるべき族(やから) が西海市には抜底(ばっこ)している。その族を駆除するためにさ いかい新報は以下の記事を掲載し、西海市民の注意を喚起したい。 通常、水は天から降ってくる。その一滴一滴が地に落ちて集まり、 水溜まりをつくり、そして川となって流れ、海に注ぐ。その途上、 未発することもあるが、残りの水は地表地中の限りない生物を潤し、 生命を維持する。海にたどりついた水はそこでも海中の生命を育み 維持する。そしてまた海の水は天に帰り、時を経て循環する。 さて、河川の話。規模の大きい一級河川は国が管理し、それより 規模の小さい二級河川は県が管理している。西海市には十五本の二 級河川が流れ、それらは長崎県大瀬戸1木事務所が管理している。

以下本線と支線の十五本の二級河川を列記する。
一、大明寺川 (支線に中山川、殿出川を有し、旧西彼町を流れ大 村湾に注ぐ。池野産業が汚染しているので要注意)。
二、鳥加川 (旧西彼町を流れ大村湾に注ぐ)。
三、大江川(上流に西海市、下流は長崎市琴海町。大村湾の一部形上湾に注ぐ)。
四、木場川(西海橋近く、大村湾外の伊ノ浦瀬戸に注ぐ)。
五、高地川 (木場川に近接)。
六、伊佐ノ浦川 (旧西海町。外海の五島灘に注ぐ)。
七、面高川(旧西海町。外海の五島灘に注ぐ)。
八、多以良川 (旧西海町。外海の五島灘に注ぐ)。
九、雪浦川(旧大瀬戸町。支線に羽出川、河通用を有し、外海の五島灘に注ぐ)。
十、柚木川 (外海の五島灘に注ぐ)。
十一、江川内川(西海町の七釜鍾乳洞前を流れ、外海の五島灘に 注ぐ。下流域にキノコ工場建設予定。池野産業のチップで近い将来 汚染の恐れあり、要注意)。

 弊紙が当面問題にしているのは大明寺川と江川内川の二本の川で ある。そのうちの一本、江川内川の下流域にこのたび長野県のミス ズライフという企業が進出、キノコ工場を七釜鍾乳洞付近に近々建 設予定。このほど中村知事、田中市長、ミスズライフ役員一同、企 業誘致関係者、マスコミ・報道関係者が集まって調印式(写真1) が行われた。地元西海市議会、地元商工会などからの来賓、一般参 加はただの一人もなかった。奇妙なことである。
 「キノコはきれいな水をたくさん欲しがる(ミスズライフ小林社 長談)」ので、企業誘致に先行して、佐世保市に本社のある親和テ クノという会社が新しい井戸を二本立て続けに掘った。二本の井戸 掘り(ボーリング工事)を発注した西海市の入札制度そのものと、 「なぜ、よそものの親和テクノが西海市の井戸掘り工事を受注でき たのか」という重大な疑義が生じているので弊紙はそのことを問題 にしているのである。早速西海市に公開質問状を送り、その回答を 得た。公開質問状の内容と西海市の回答は次号で解説予定。

 もう一本の大明寺川。その河川と流域を汚す池野産業という不達 の族(やから)がいるという。どうやら田中隆一西海市長の側近と 見なされている悪徳業者である。今回もふるさとをこよなく愛する 西海市民からの投書があり、鋭意調査の上、池野産業を取り上げる。
 池野産業は個人事業として、平成十八年の二月から五年間の期間 付きで長崎県から許可をもらい、産業廃棄物の運搬と中間処理業を 生業としてきた。ところが本年五月二十六日、株式会社池野産業と して法人化し事業拡大に向けて活発な動きを展開している。資本金 三百万円、西海市喰場郷四一七番地に本店を置き、池野広志代表取 締役。その事業目的は、1、産業廃棄物、一般廃棄物の収集運搬業 及び処分業 2、産業廃棄物、一般廃棄物のリサイクル及びリサイ クル品の販売業 3、一般貨物自動車運送業 4、解体工事業 5、 土木工事業である。主として廃材や木材を細かく砕いてチップにし、 それをリサイクルするのである。つまり、不要になったものを金を もらって引取り、それを加工してまた金にする、という一石二鳥の ぼろ儲けを企む小商人(こあきんど)なのである。池野産業の浅知 恵に行政が翻弄されると、迷惑するのは西海市民である。
 個人事業から法人事業に変わる場合は別途に新規の許可を要する ので池野産業は新たに法人事業としての許可を長崎県に申請中。池 野産業は、その事業意欲を示すものとして長崎市と佐世保市を結ぶ 基幹道路国道206号線沿いにでかでかと遵法に看板を出した(写 真2)。看板の内容はともかくとして設置した場所が公有地なので ある。すなわち西海市所有の土地、ひいては西海市民のための土地 に勝手に看板を立て、客をひきこもうとしていた。すでに大明寺川 上流の山林に本社と工場を建て、脱法営業行為を繰り返していたのである (写真3)。
 本来、山林や農地に構造物を建てたり、開発行為をするには地元 の農業委員会の厳粛な審査を経て関係者の同意を得ることが先決な のだが、それもおかまいなし。政治力を悪用して西海市の農業委員 会には事後承認を取り付け、指摘をうけたなら始末書一本でつじっ ま合わせ。本店や工場が山の中で人目に付かないのをいいことに管 理もずさん。廃材、木屑(チップ)、廃棄物、何が入っているのかわけの分からないドラム缶(廃油?)などを山積みにし(写真4)、 それらから出た汚線物質が大明寺川に流れ込むのをほったらかしに している。まさに、なにをかいわんやの悪行三昧である。
 池野産業から流れ出た汚染汚物は大明寺川を流れ、下流地域の田 畑や住宅地を時間をかけて、ゆっくりと浸食し汚染し、イネや野菜 類などの農作物、、ミカンやブドウなどのフルーツ頬に被害を与え、 やが.ては大村湾にたどりつく。大村湾は閉鎖海域であるところから、 それらの汚物は海の底に沈殿堆積し、ナマコ、カキ、イイダコ、ポ ラ、チヌ、サヨリ、アサリ、アコヤガイ……などといった大村湾特 産の魚介類に深刻な漁業被害をもたらす。人も動物も大変である。


ボーリング工事等について


 先日九月八日、西海市役所議長室におきまして、中野議長にお会 いし、現在七ツ釜鍾乳洞付近で、㈱親和テクノが西海市からの匿名でボーリング工事を施工している件で、ぜひ、市民の立場でお話を 伺いたいと申し入れました。市当局の方々の時間調整をして頂き、 日時の設定をお願いした結果、中野議長に早速電話連絡を頂きまし た。九月十六日十時三十分から話し合いに応じるという回答を頂い て、本日お伺い致した次第でございます。
 私たちは田中市長をはじめ、市議会議長、総務部長、担当部署、できましたら各議員の皆様方にも出席をお願い致しておりました。
 早速本題に入ります。この工事がどんな工事名であるのか確認し ていません。またこの工事の企画についてとやかく物申す訳ではあ りませんが、工事の発注の仕方と在り方について、市民感覚で常識 虹に考えても問題があるのではないかと思われます。
 巷の噂では、この工事で二百メートルの深さのボーリング工事 (掘削)を二本施工して井戸を掘り、地下水をポンプアップし、何 という会社か、社名も公表できない誘致企業に専用水を提供すると いうことです。工事金額は約四千万円ぐらいではないか、と。まず その点から確認したいと思います。
 もし、事実が巷の噂どおりのことでしたら問題ではないかと思います。
現在、国は事業仕分けのための担当大臣まで置き、無駄な事業は 削減し、税金をより有効に苗の無駄なく使うよう鋭意努力をして います。その国策に逆行するような市政運営を西海市が行っている のではないかということです。
 この工事の発注に関してまず第一 点。業者の選定について、なぜ㈱親 和テクノという会社への一社限定の 匿名工事にしぼられたのかというこ と。時間がなかった、緊急を要した とか、色んな言い訳話も耳にします が、到底市民の納得いくような話ではありません。
 工事金額が四千万円にも上るとい ぅ工事であれば、理事者としては当 然ながら競争入札を導入するのが常 識。よしんば緊急性を要する工事であるならば複数の業者から緊急に見積もりをとって競争性を少しでも高め、落札業者を決定するという方法がとれなかったのか。
 今回西海市がとった契約形態は、まさに例外中の例外である随意 契約そのものであって、それには正当な理由と市民の納得のいく説 明が求められるのである。明確な理由、正当性のない随意契約は競 争原理の入札制度を否定するものであり、それに手を染める者はす なわち犯罪者ということである。
 この工事発注の顛末については田中市長や指名名委員会の長、あ るいは職貞の背任行為につながる可能性もあり、その追及は市議会 の責務ではないかと思います。そして住民監査請求のポイントにも なりうる事案だと考えられます。
 我々西海市民は、七ツ釜で施工されている井戸掘り工事が、誰の ために、何のために行われているのか、どういう意味があるのか、 その真相を明らかにしてはしいのです。


チリのボーリングは最上位 西海市のボーリングは最下位


 南米チリの鉱山事故で三十三人の 男たちが七百メートルの地下に生き 埋めになった。男たちは二カ月間地 獄のような地の底で生き抜き、全員 無事救出という奇跡の生還を遂げた。
 その世紀のニュースは世界をかけ めぐり地球の反対側に位置するわが 日本にも届いた。大方の人々がテレ ビの前で釘づけになった。
 その救出劇の裏には目的地点まで 縦穴を掘っていく掘削技術(ボーリ ング工事)の正確さと迅遠さ、そして地上の人たちと地下の人たちを結 ぶ愛のコミュニケーションがあった。
 それら一連の筋書きのないドラマは救出された鉱山労働者と抱き合い、キスをし、喜びを分かち合っ て大いに点数を稼いだ。世論の支持率はうなぎ上りに上昇し、大統 領の政治的危機は回避された。
 ところ変わってここは長崎県の西海市。崎戸、大島、大瀬戸、西海、西彼の五町が合併してできた人口三万五千人の地方都市である。 県都長崎市と県北の中心都市である佐世保市を結ぶ国道206号線 沿いに展がる風光明媚な田園地帯である。
 オランダ村のあった町と 説明した方が全国的には分かりやすい。 オランダ村はバブルがほじけた後、客足が遠のき倒産、閉鎖され た。国道から見える巨きな風車が風の日にも回ることなく、朽ち果 てていくのを待っている。

西海市 田中市長

西海市 田中市長

 西海市では国の基幹産業の一つであった石炭産業で景気に沸き、 チリのコピアポのように鉱山労働者とその家族たちで人口が膨れ上 がった時期もあった。だがそれも今ははるかな昔。崎戸炭鉱、大島 炭鉱、池島炭鉱、松島炭鉱の火が消えて久しい。そしてオランダ村 がつぶれてしまった今、新西海橋が開通してもとどまる客は少ない。 西海市のあちらこちらに残された夢のなごりを目にするたびに胸が 痛くなる思いがするのは筆者ばかりではないはずだ。
 町起こしのために何か名案がないのか、西海市ではいつもこのこ とが話題に上っている。そうした折、西海市の景気浮揚の苦肉の策 とも思えるようなボーリング工事の話が持ち上がっている。西海市 発注のれっきとした公共工事である。事業名は 「七釜井戸試掘・揚水試験業務委託」。
 井戸は一体何のために掘られるのか、一般的に考えられるのは飲料水ということだが、西海市長の目的は明らかにそれとは違うのだ。 地下深く穴を掘って水を確保するというのは、どうやら工業用水の ためのようである。しかしながら焦眉の急として今すぐ必要とされ ている水ではない。アフガニスタンのペシャワールの人々が喉の渇 き、大地の渇きを癒すために必要とされている井戸ではないのだ。
 地底に穴を掘っていくボーリング工事とい う点ではチリと西海市は似たようなものだが、 西海市の場合はモクモクしながら掘り続ける その井戸掘り工事が完工⊥ても、誰も田中隆 一市長にキスはしないだろうし、抱き合って 喜ぶ者もないだろう。西海市民のために本当に必要な工事なのか、その井戸の水をどこの誰がどれだけ必要とし ているのか、そんな基本的な事柄を整理して再考したら首をかしげ たくなるような疑問点が次から次に浮上してくるのである。西海市 民に唾を吐きかけられぬよう、石のつぶてを投げつけられることの ないよう用心しておいた方が身のためではなかろうか。この際、失 礼を承知でこのことを田中市長に、今ここに警告しておきたい。 このたび創刊した「さいかい新報」に西海市発注のボーリング工事 をめぐる疑惑について一通の投書が届けられた。以下投書の一部を 抜粋、紙上公開し弊紙の解説と検証を加えるものとする。