長崎時事通信社


ご 挨 拶

12935330_673756039433714_30 平成19年4月17日、伊藤一長・長崎市長射殺事件が起きてから、もうすぐ9年の歳月が流れようとしている。

 選挙遊説を終えた伊藤一長市長がJR長崎駅近くにある自分の選挙事務所に帰ろうと歩道を歩いていた時、ビルの陰に潜んでいた暴力団幹部・城尾哲弥が拳銃で理不尽に殺害した事件である。事件前、城尾とはいくばくかの縁があった私は伊藤一長殺害事件の不条理を世に訴え、事件を風化させてはならないとの思いで「二発の銃弾・長崎の悪夢」という本を瑣末ではあったが上梓した。私が書いた本を世間がどう評価したかは分からない。ただ、あれは私なりに世間に対して理不尽や不条理という目に見えない化け物なるものへの警鐘の思い、城尾に対する決別の書であったことに間違いはなかった。

  私は「二発の銃弾・長崎の悪夢」を上梓以来、マスコミや世間がつくづく嫌になり、あまり人とも接触する機会も避け、自宅がある時津町の方面に引きこもり晴耕雨読の慎ましくとも静かな生活を送りたいと切に願っていた。しかし、世間の喧騒や不条理は私が隠遁することを許さなかった。

  石川五右衛門は「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」と辞世の句を残したが、昨今の世の中を見渡したら「世に理不尽と不条理の種こそ尽きまじ」の感がある。
 これら理不尽や不条理な事案を糺すことなく、理不尽や不条理が大手を振って世間を罷り通る事案が多いことに多くの国民は勿論、私も失望している。また、長崎県に於いては何をか言わんやである。  私は世間への最後のご奉公との思いで新たに長崎時事通信社を発信し、瑣末ながらもこれらの理不尽や不条理を糺すべく、つらつらとペンを走らせて行きたいと決意した。読者の皆さんに対しては一読して、何かを感じて頂ければ幸いだと思う次第である。平成28年3月吉日

【管理人 みのしま りんぺい】